御影石の種類と選び方
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たくさんある石材の中でどのような石を選ぶといいのでしょうか?
そのような問いに対して私なりにお答えするページを作りました(業者さんによって回答が違うと思いますが、私なりに答えさせて頂きます。)
Q 海外と国内の石材だったら勿論国内の御影石の方がいいですよね
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A |
現在、海外産の御影石の使用率は9割にのぼります。
中国は勿論、インド、南アフリカ、スウェーデン、アメリカ、ブラジルなど世界各国の御影石で日本のお墓が作られています。御影石という名前の由来は現在の神戸市にある御影という地名の場所でその昔、澤之井という泉に来訪した当時の有権者(御姿)の影が映ったことを由来にその地区から産出する花崗岩を御影石と呼ぶようになりました。
御影石=花崗岩です。ちなみに御影地区周辺ででる花崗岩は『本御影』と呼ばれています。
花崗岩(御影石)の起源は日本では5000万年から1憶と地球の歴史から見たら最近、大陸のインド、中国などの御影石は10憶から25憶年前にマグマが固まったものが地表にでてきたものです。なので海外の御影の方が硬い石が多いのです。後述しますが、硬い石は吸水率が低く水を吸わないので風化しずらいです。問いの核心に迫ると、そのような太古の昔に深い深い地下で生成された石で海外よりも国産の石の方が…と国産全体に優位性があるとは思いません。
海外の石材で問題のある石はあると思いますが、そのような石はお墓には使われませんし、業者さんの経験で売りません。勿論、私は日本人に生まれたことを誇りに思っているので日本の地下で生成され、国内の素晴らしい加工業者さんが造った御影石を使いたいです!が、海外産はコスト的に見ても安い上にいい石もたくさんあります。
現代の一部の中国製品の印象が悪めだからかな?
何に重きを置くかはお客様ですので私なりの経験で石を選ぶ際はお客様とお話しています。
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Q 石の良い、悪いとはどういうことですか?
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A |
大工さんは材木になった木を『生きている』と表現します。
石屋さんの私も言わせて頂くと石も『生きている』です。あんなに硬い石ですが、鉄などと同じで石も目ではわからないくらい僅かな単位で膨張します。膨張の原因の一つは吸水です。そう、あんなに硬い石が水を吸うのです。
右の写真は雨が前日に降った地区のお墓です。
この色が濃くなっている部分が石が水を吸っている部分です。
施工業者さんの排水処理がいまいちということもあってなかなか水が抜けず、延々とこの状態なのです。
どの石も多少は水を吸います。が、吸いずらい石があるのです。この状態が続くと石の表面から風化していきます。要約すると、
価格の高い石
① 吸水率が低い
② 希少価値がある石
③ パーツごとの石の目を均一にするのが難しい石
④ 人件費の高い国の石
価格の安い石
① 吸水率が高い
(安い石が全て吸水率が高いわけではありません)
② 希少価値がない
③ 石の目を合わせるのが割と簡単
④ 人件費の安い国の石
それらを踏まえた上で、重複になりますが、色が気に入った、国産だから気に入った、コストパフォーマンスがある、とお客様の優先順位で1番になったのが1番いい石です。車でいうなら最新の高級外車よりも、燃費、維持費が安くて、小回りが効く軽自動車がいい、というのと同じです。
ですので、判断するにあたって価格帯、吸水率などをご相談してあなた様の1番いい石を当社と一緒に選びましょう。
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御影石の種類
お墓に使われる御影石は実にたくさんの種類があります。
良心石材ではその中から一般的に墓石で使われる石材の見本を多数用意しております。御影石を知って頂くために画像を用意しましたので、他エリアの方でも石材に興味のある方は参考にしてください(実際の色と若干異なります)
黒系の御影石(海外の銘石)
山西黒
中国の黒御影として代表的な石
YKD
インドの黒御影石、とても硬い御影石
MU
インドの高級黒御影
クンナム
インドの最高級黒御影石
フォックスブラウン
珍しい茶色の御影石。フィンランド産
ファイングレイン
世界でもっとも美しいというスウェーデン産の黒御影石
スターギャラクシー
インド産の黒御影石。夜空に輝く星のような美しさをもつ
インパラブルー
南アフリカ産で青い結晶がある美しい黒御影石
夜里雪
光沢があり、青黒系の美しい御影石
インパラ
アフリカ産の耐久性のある石。石目が整っていて美しい
PTR
黒御影石の中でも特別黒い石。艶も美しい。
YA4
インド産の黒御影石
NOVA
インドから採れる黒御影石。艶が美しい。
TK
インド産の黒御影石、石目が細かい
SG2
粗目だが結晶が美しく、艶が長持ちする。
RYO
やや緑色の艶、価格も安くバランスの良い石材
M10
黒系のインド産御影石で近年とても人気のある石種。
北大黒
美しい石目がある黒系の御影石。価格も手頃で使われやすい。
インド山崎
黒系で石目が美しい御影石、石質が良い御影石
ブラウンアンティーク
アンゴラ産の御影石。黒の中でも艶消し、艶有りがまじりあったような美しい黒御影石。
白系の御影石(海外の銘石)
G603
細目の御影石として墓石に使われる
G614
細目の御影石として墓石に使われる
G623
全国的に外柵でよく使われる御影石
G632
細めの白御影石として石塔によく使われる
G655稲田
日本の稲田石にとても似ている御影石
G688
中目の白御影で外柵に使われる。真壁石に似ている
G9426
石の目がはっきりした白御影石
Fグリーン
フィンランドで採掘される薄緑色の御影石
アーバングレー
インドの白御影石、とても安定した石種
K88
国産の大島石に似た石材。青みが美しい白御影石
G130
細目の白御影石。目が整っていて美しい御影石
AG98
AG213
目が細く美しい。水も吸いづらく安定して採れる。それでいて価格も高すぎない御影石
SPI
吸水率が低く、気品のあるポルトガル産の白御影石
アズールプラティノ
スペイン産の青白い結晶が美しい石
NA50
ややグレー色、吸水が目立ちづらい粗目の御影石
G505
青みがある細目の白御影石。
G523
吸水率が低く、気品のあるポルトガル産の白御影石
G614-7
採れなくなったG614の代替御影石、G614に似ている。
G9426
安定して採れる御影石、白とグレー色が混ざりあった御影石
桜雪
結晶一つ一つが大きく淡い色をした御影石(ピンク色ではない)
G724ベントミスト
インド材の御影石。白と黒がまじった美しい御影石。
赤系の御影石(海外の銘石)
G635
ピンク系の御影石、洋型石塔によく使われる
G663
代表的なピンク御影石
G354
中国産のブラウン系の御影石。別名中国マホガニ
ニューインペリアル
真紅の御影石。インド産でとても硬い石
ダコタマホガニー
アメリカ産のエンジ色の御影石。石の結晶が美しい
パラディソ
インド産の赤紫で流線模様のある大理石風の御影石
オーロラ
インド産の赤と黒が混ざりあった御影石
クリスタルブラウン
南アフリカ産の御影石。磨くとクリスタルのような結晶がみえる御影石
リラジェライス
ブラジル産の赤紫色の御影石
ディアブラウン
カナダ産の茶色の結晶が特徴的、ややラメのように輝く
インドマホガニ
インド産の赤と黒の結晶が混ざった御影石
カパオボニートレッド
ブラジル産の御影石。代表的な赤色の御影石です。
G203インディアンジュパラナ
インド産の御影石。橙色と黒のマーブルが特徴的。
黄色系の御影石
ジャロサンタセシリア
ブラジル産の黄色の御影石、鮮烈な赤い結晶がところどころにはいる
ジャロベネチアーノフィオリート
ブラジル産の黄色の御影石、結晶が特徴的。
G350B
黄色の御影石
グレー系の御影石(海外の銘石)
南平黒
黒に近いグレー色の御影石
KH山崎
日本の山崎石にとても似ている
G654平和
グレー色の御影石、G654長泰より水を吸いづらい
北大青
ダークグレーの御影石。北大星とも呼ぶ
ベルガムグレー
インド産の黒に近いグレーの御影石、別名M-13
長泰中花
深いグレー色の美しい御影石
銀河
インド産の水が吸いづらく気品を感じる細目の御影石
G668
やや青みのあるグレー御影石。水も吸いづらく、石も硬く艶が良くでる
FG
別名ラステンバーグ。南アフリカ産のダークグレー御影石
サファイアブラウン
インド産のグレー色と茶色の結晶が混ざった御影石
ドラートヴァルマレンコ
イタリア産の希少石、白黒のマーブルにラメが多く入った美しい石
ピンファーラン
結晶が整い独特の風合いがある御影石
G654長泰
濃紺の御影石、石目が細かく使用されやすい御影石
緑、青系の御影石(海外の銘石)
G906深海
やや緑色の御影石
G1135万年青
艶がとても美しい御影石
M1-H
黒と緑が混じったインド産のとても硬い御影石
ブルーパール
青く輝くとても珍しい石。とても美しい
エメラルドパール
エメラルドに輝くとても珍しい石。高価だがとても美しい
オリーブグリーンライン
南アフリカ産の流れ模様のある緑色系の御影石
マハマブルー
インド産のブルーと紫が混ざった模様の大理石風の御影石
M6
インド産の非常に艶が美しい緑御影石。石目に特徴がある。
中国山崎緑石
国産山崎石に似た御影石。
SR
インド産の緑御影石。とても硬い石で水は吸いづらく細目でとても美しい
G093マリーナパール
ノルウェー産の御影石。青く輝く結晶が入っている。ブルーパールより結晶が大きい。
G714シカクランブルー
インド産の御影石。白と青と黄色がはいったマーブルな御影石。
ブルーオリッサ
インド産の御影石。青、赤、黒の結晶が混ざった珍しい御影石。
G299ブルーバタフライ
中国材の御影石。青、赤、緑、黒色が入った御影石。
ラブラドリーテアンティーク
ノルウェー産の御影石。別名『ヨーロッパインパラ』や『ブルーインパラ』ともいう。青い結晶と茶結晶がまじりあった気品漂う美しい御影石。
日本の御影石
稲田石
日本では様々な建築物、鳥居などにも使われる御影石
本小松
日本では古くから使われた銘石。磨いた本小松の表面は緑色で、とても美しい
議院石
国会議事堂の外壁などに使われている御影石
万成石
薄オレンジ色をした岡山県で採掘される御影石でとても硬い石
大島石
青みがあるとても美しい御影石。日本の西側で多く使われる
深山ふぶき
夜に舞う雪のように見える福島産の銘石
真壁中目
茨城県真壁で採掘される高級白御影石
庵治石(細目)
世界に誇る日本の銘石。斑(ふ)という模様があり、超最高級の御影石
大谷石
古くから日本の墓石に使われる栃木産の銘石
白河石
古くから日本の墓石に使われる白みのある福島産の銘石
蛭川みかげ石
サビ色の御影石、建築材に使われる
伊達冠石
宮城県産、時とともに鉄褐色の美しい風合いを増す
紀山石
細目でやや青みを帯びる美しい白御影石
浮金石
希少な国産の黒御影(斑レイ岩)目がとても美しい
花塚みかげ
水が吸いづらく艶が長持ちする荒目系御影石
真壁小目
茨城県真壁で採掘される石目の細かい高級白御影石
山崎石
甲州小松とも呼ばれ古くから墓石に使われる。現在の流通量は少なく高級石である